桧原湖でスモールマウスを釣るうえでの基本リグは何ですか?
【キャロライナリグ】
ひと昔まではアメリカンな釣りとして定番だったキャロライナリグですが、最近のバスフィッシングシーンでは使用するアングラーがごく僅か。しかし、その一方でスモールマウスを狙う上では外せない、超がつくほどの鉄板リグとして定着している。
キャロライナリグにはベイトタックルを用いたヘビーキャロライナリグ(以下ヘビキャロ)、スピニングタックルを用いたライトキャロライナリグ(以下ライトキャロ)の2つの釣り方が存在。使用するシンカーも比較的重くボトムをとりやすいことから、桧原湖を初めて訪れる方は、まずはキャロライナリグからはじめてみることをお勧めします。
もくじ
なぜスモールマウスにキャロライナリグが効くのか?
スモールマウスはボトム付近をゆっくりと動くものに強い反応を示す傾向があることから、ボトム付近をゆっくりと引いてくることができるキャロライナリグは、スモールマウスが好んで捕食するエビやヨシノボリといったボトム付近を生活圏おとしている餌の存在に擬態させやすいからと考察。エビやヨシノボリだけでなくワカサギがボトム付近で群れている状況でも同様のアプローチが有効。
基本的な操作は、ロングキャスト後にしっかりとボトムをとってからロッドワークによるスローなズル引き。ズル引きの合間に2~3秒止めて喰わせる間をつくる。状況によっては10秒以上放置して喰わせるパターンもある。
ヘビキャロとライトキャロどっちが良いの?
結論は「ヘビキャロもライトキャロもどちらも釣れる」です。
これはガイドゲスト様からも多い質問ですが、私はアングラー自身がその日をどう楽しみたいか?を基準に提案させて頂いています。
「ベイトタックルでガンガン攻めたい」「ベイトタックルでスモールマウスを釣ってみたい」またはスモールマウスのコンディションが高活性で、ボリュームのあるワームでアピールさせた方が効率が良かったりする場合はヘビキャロ。
逆に、「桧原湖が初めて」「手堅く釣果最優先」または、スモールマウスが小さい餌を意識している時や活性がイマイチなんて場合はライトキャロといった具合に状況に応じて使い分けている。
ボトムだけではなく中層も狙える「巻きキャロ」
初心者の方にはおすすめしにくい釣り方ですが、餌の状況、それに伴うバスの意識(例えばワカサギが中層に群れていたり、バスが中層に浮いていたり)によっては「巻きキャロ」の出番。スモールマウスの特性として「追尾型」と呼ばれる捕食行動の癖があるが故に、一定層を泳がせ続けられる「巻きキャロ」に強い反応を示すタイミングもある。
※基本的に巻きキャロは繊細な釣りなのでスピニングタックルを用いたライトキャロで行うのが望ましいです。
【ヘビキャロ参考タックル】
◆ロッド:6.5ft~7.0ft M~Hアクション
◆リール:ベイトリール
ライン:10~12lb(フロロカーボン)
◆シンカー:7~14g
◆リーダー:10~12lb(フロロカーボン)
◆ワーム
3~4インチ(クロー系、シャッドテール、グラブ)
【ライトキャロ参考タックル】
◆ロッド:6.2ft~7.0ft UL~Lアクション
◆リール:スピニングリール(2000~2500番)
◆ライン:3~4lb(フロロカーボン)
シンカー:2.7~3.5g
◆リーダー:3~4lb(フロロカーボン)
◆ワーム
2~3インチ(クロー系、シャッドテール、ピンテール)
ここまでキャロライナリグについて簡単に書いてきましたが、くどいようですが、ルアーフィッシングには「必ずコレがいい!!」は存在せず、適材適所でルアーや釣り方等をその日その時で合わせていくことが1匹に繋がるポイントになります。
【白鳥的キャロライナリグタックル】
◆ヘビキャロ
ロッド:ホーネットスティンガープラス HSPC-6101MMH MGS (Abu Garcia)
リール:ROXANI-8 (Abu Garcia)
ライン:BASS HARD フロロカーボン10lb (ZALT’s)
リーダー:BASS HARD フロロカーボン10lb (ZALT’s)
シンカー:タングステン7~14g
ルアー:Berkley(マックスセント/クリーチャーホッグ・クリッターホッグ・ランチワーム)
◆ライトキャロ
ロッド:ホーネットスティンガープラス HSPS-671LS MGS (Abu Garcia)
リール: MGXtreme2000S (Abu Garcia)
ライン:BASS HARD フロロカーボン3lb (ZALT’s)
リーダー:BASS HARD フロロカーボン3lb (ZALT’s)
シンカー:タングステン2.4~3.5g
ルアー:Berkley(マックスセント/フラットワーム)