デミタスカップというのを聞いたことがありますか?
なんとなく聞いたことはあっても、どういうものなのか…。
今回はそんなデミタスカップについてお話です。
もくじ
デミタスカップについて知ってみよう。
実はフランス語から来ている名前なのですが「デミ」は「半分」、「タス」は「カップ」を意味しています。
つまり、一般的なコーヒーカップの半分ほどを容量としたカップのこと。
カップの大きさは約半分に対してレギュラーサイズのコーヒー豆の分量の3分の2ほどを使用して作るのが一般的な飲み方で、
普通よりも濃いめのコーヒーを入れて飲む場合に使います。
日本ではあまり濃いコーヒーを好んで飲む習慣はないですが、
フランスやイタリアなどでは、食後の酔い覚まし、食事の締めの意味も込めてデミタスカップで飲むコーヒーが親しまれているようです。
デミタスカップってどんな形?
最大の特徴は、前述からわかると思ますが一般的なコーヒーカップよりも小さいこと(半分くらい)。
容量は45ml~90mlのものが主流のようです。
ソーサ―が付いていないものもは自分用、ソーサーがあるものを揃えて来客用にしたりシーンに合わせて選べるのもいいですね。
ミニチュアのようなかわいらしさもあるので観賞用として集めるのも楽しいかもしれませんね。
エスプレッソカップと何が違うの??
小さなコーヒーカップと言えばエスプレッソカップもイメージしますが、デミタスカップとの違いは容量。
デミタスカップの容量よりもさらに小さい、30~60mlほどのものが主流になっています。
エスプレッソカップがとても小さい理由の1つとして、エスプレッソは専用マシンの高圧力で抽出するものなので、抽出に時間がかかりコーヒーの風味が落ちる!なので基本的には少量を飲むものだとされているからのようです。
素材
コーヒーカップ同様にいろんな素材で作られています。シンプルな白磁のものはレストランでよく使われていますよね。陶器製のデミタスカップに磁器のもの、スタイリッシュな見た目が特徴の耐熱ガラスのものなど、さまざまな素材のものがあります。
レギュラーサイズのコーヒーに比べて容量が少ないデミタスコーヒーは、その分冷めやすいという点があります。
なので、冷めにくくするためには厚みのあるカップのものが多いように感じます。
しかしデザインの好みもあるので、飲む時の環境や気温によってカップを選ぶのも良いでしょう
大きさ
デミタスカップは容量が小さいものが多いですが、中には容量が多めの100ml~150mlほどのものもあります。
そのくらいのサイズのものなら、スイーツカップとして使えるので、プリンやゼリー、ミニパフェなどをデミタスカップに入れると、インスタ映えするようなおうちスイーツやカフェなどの看板メニューがつくれそうですね♪
ちなみに、私が自宅で使っているお気に入りのデミタスカップはARABIA(アラビア)のruska(ルスカ)です。
色、フォルム、質感が渋くて使い込んでからの経年変化も楽しみです。
コーヒーは器を変えて飲むだけで違った気分を味わえるので、ぜひ皆さんも豆だけじゃなく器でも楽しんでみてください♪