前回、前々回とレンズの焦点距離やF値について読んでいただけたでしょうか?
今回からは、色々なレンズを紹介していきたいと思います。
まずは、ズームレンズから行きたいと思います。
ズームレンズとは
レンズのフチに「18-200mm」と記載されていますので18mmから200mmの間で焦点距離を変えることができます。
このように焦点距離が変化するレンズをズームレンズといいます。
1本で色々な画角での撮影ができ、被写体に寄ったり(拡大)、引いたり(縮小)して撮ることができるとっても便利なレンズです。カメラを購入する際にセットで販売されていることも多いので、持っている方も多いのではないでしょうか。
ズームレンズのメリットとデメリット
メリット
・色々な画角が撮れる
・レンズ交換の手間がない
・大体のシチュエーションに対応できる
下の写真は EF24mm-105mm F4L というレンズで撮影しています。
105mm望遠側で撮影
24mm広角側で撮影
同じ位置から撮影してこのぐらいの画角の変化が楽しめます。
そしてスキー場や運動会などレンズ交換が大変な場所でも一本で大体の撮影が可能です。
つぎは タムロン28mm-75mm F2.8
28mm広角側で撮影
75mm望遠側で撮影
野鳥撮影や動物園などでも被写体をぐっと引き寄せて撮影ができます。
やはりズームレンズはとーっても便利ですね。
デメリット
・単焦点レンズに比べて画質が劣る
・明るいレンズが少ない
単焦点レンズに比べて画質が劣ると書きましたが、これは逆に単焦点レンズの画質が良すぎるということです。ズームレンズでも十分な画質が得られます。それ以上を望む場合は単焦点レンズになります。
ズームレンズは単焦点レンズに比べ明るいレンズが少ないです。
ズームレンズは大体F3.5?F5.6、F4.0、明るくてもF2.8、しかもズームレンズの明るさF2.8なんてレンズはとっても高価です。
それに比べて単焦点レンズは暗くてもF2.8、大体F1.8?F1.4、F1.2なんてのもあります。やはり明るいレンズを求めると単焦点レンズになります。
上記のようなデメリットもありますが、それを上回る便利さがズームレンズのメリットです。便利さを取るか画質を取るか悩ましいところですね。
ズームレンズの作例
400mm F8.0
140mm F8.0
300mm F7.1
28mm F11
ズームレンズはレンズ交換が大変な運動会やアウトドア、荷物を軽くしたい旅行や登山など活躍する場面は多々あると思います。また、その場全体を撮影したりズームして特定の被写体に寄ることもできます。
便利な一本、ズームレンズ、みなさんも活用してみてくださいね!
次回は単焦点レンズです。焦点距離が変えられなく不便なはずなのに使わずにいられない単焦点レンズならではの良さを紹介したいと思います。