今年は本当に寒いですね・・・
雪も多くて寒い日は、外から帰ってきてあったかい飲み物を飲みたくなる。
うん。わかります。
そんな体を温めてくれるコーヒーですが、
飲み過ぎてしまう事で、逆に身体を冷やしてしまうこともあるんです。
その原因はもう皆さんなんとなくわかってると思いますが、
そう、“カフェイン”です。
カフェインの効果は、エナジードリンクでイメージが強いですが摂取することで身体の代謝能力を上げたり体温を上げやすくしてくれる働きがあります。
ですが同時に、肝機能のバグみたいなことが起こって“利尿作用”という「おしっこが出やすくなる働き」も持っています。
この利尿作用というのは、身体の中にある水分が次々と尿に変わり身体の外へ排出されるということ。
もともと尿は身体の中に蓄えられている時、体温に近い温度で温められています。
そうすることで、外気の寒さや、飲み物による冷えに対して、急に体温が下がらないように調節してくれる役割もあるんです。
つまり、元々の代謝以上にその温められた尿が排出されると体温調整がうまくできなくなり、外気温の寒さや冷えによって、急激に体温が下がってしまうのです。
と言われると、「コーヒーが飲めないじゃん!」となってしまうのですが、
安心してください。
コーヒー1~2杯程度であれば、利尿作用はそれほど大きな影響は及ぼしませんよ。
むしろ、代謝能力を上げることの方が勝り、体温を上げてくれますので寒さ対策には効果的です。
しかし、コーヒーを3杯4杯5杯・・・と、時間を空けず過剰に飲んでしまったり、エナジードリンクなどほかのカフェイン飲料と時間差無く飲んでしまうと利尿作用が強くなり、急激な尿意に襲われる可能性があります。
なので、1杯飲んだら1~2時間ほど空けたり、1杯の量を減らす、といった対策をされることをお勧めします。
寒い時期は、つい温かいものを何度も摂ってしまう事が増えてきますが、
「暖かいから」といって摂りすぎてしまうと冷やしてしまう可能性はあります。
過剰に摂ることは控え、適量に抑えることが正しく寒さを克服できますよ!