アウトドアでもおいしいコーヒーを飲むための豆選び:初級編

アウトドアで美味しいコーヒーをのむために05

夜空を見ながらおいしいコーヒーが飲めたなら。

アウトドアの醍醐味の1つ。
日常から解き放たれた空間、ゆったりとした気持ちで淹れたコーヒーを大自然の中で飲むという贅沢極まりない時間。
キャンプの夜に、星空を眺めながら飲むコーヒー。
想像しただけで今すぐにでもアウトドアしたくなっちゃいますよね。

アウトドアで美味しいコーヒーをのむために03私も独身時代に一人登山をしていた時は、頂上に着き、シングルバーナーでお湯を沸かし、その日のために買ったコーヒー豆をその場でミルし、鼻に漂う引き立ての豆の香りを独り占めするように深呼吸。身体の疲れを癒したものです。
皆さんも、登山、釣り、キャンプなどアウトドアのシーンで飲むコーヒーの醍醐味を知っていると思います。
今回は、そのコーヒータイムをより豊かな時間にするためにどんなコーヒー豆の選び方がいいのか?
というのを、主観も交えながら話していきますね。

美味しい豆ってどんな豆??

皆さんはどんなコーヒーの味わいが好きですか?
実際、どんなのが好きかと言われると、・・・ってなっちゃいますよね。
個人的にはコーヒーはあくまで嗜好品だと思ってるので、この豆のほうが美味しい!
なんて人に押し付けるものではなく美味しい基準は人それぞれ。
なので、今回は一般的な美味しいコーヒー豆の選び方というのをご紹介します。

コーヒーの味は80%焙煎で決まる!?

えっ?80%??って思う方もいると思いますが、これが本当なんです。
どんなに品質の良いハイグレードのコーヒー豆だったとしても、焙煎の仕方で味わいが落ちてしまうこともありますし、ローグレードの豆であっても美味しい豆に仕上げることも出来ます。
焙煎の度合いでどう変わるのかは写真のグラフで確認してみてください。
これを見て、まずはなんとなくでもいいので自分が買ったのがどんな豆なのかを知った上で飲み比べると良いでしょう。
珈琲豆の焙煎の度合いを知る

出典:知識ゼロからのコーヒー入門

また、上記で豆をハイグレード・ローグレードと表現しましたが、
コーヒー豆の品質には以下のような基準があります。

珈琲豆の品質を知る

出典:知識ゼロからのコーヒー入門

ということで、これらを踏まえていざコーヒー豆を購入してみましょう

私が思うお店選びのコツは、

【自家焙煎】と謳っているコーヒーショップがおすすめ。

理由、
・焙煎したての豆が購入できる。
・焙煎前の生豆も新鮮なものが多い傾向。
・こだわりのあるオーナーさんが多いので、珍しい品種や良質な豆を仕入れている場合がある。
・自分好みのブレンドを作れたりする。
・焙煎の度合いを自分好みに調整してくれる。(常連になれば・・・かな笑)

などなど。
そして、焙煎したてがいい理由は、コーヒー豆は生豆の状態から焙煎(火を入れた)瞬間から一気に酸化が進みます。
酸化が進むことによって、コーヒーの味の1つと言っても過言ではない【風味】
が落ちていきます。(風味の持ちは保存状態により3日~約1週間)
「風味の無いコーヒーはただのお湯だ。」
と、どこかから聞こえてきそうですね。

つまり、量販店で販売されているいつ焙煎したかわからない、袋詰めで大量に陳列されているコーヒー豆はあまりおすすめは出来ません。
ミルされた粉の状態の豆はもっての外ですよ!

[今回のまとめ]
さてさて。
今回は初級編ということでこの辺で一旦おさらいします。

1. 良くも悪くも先入観やイメージだけで美味しい不味いを決めない。
2. いつ焙煎されたかがわかる豆を選ぶ。
3. なるべくグレードの高い豆を選ぶ。
4. 粉の状態で販売されているものは選ばない。
と言ったところでしょうか。

“美味しくコーヒーを飲む”

というゴールまではまだまだ始まったばかり。

次回はコーヒーを入れる道具についてのお話です。
アウトドアで美味しいコーヒーをのむために02

それでは、素敵なコーヒーライフを♪

アウトドアで美味しいコーヒーをのむために01

プロフィール樋口祐次郎

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