独特の生態系が野生化した世界 山上湖のロマン

歴史浪漫ネイティブが根付くまで

生態系が構築されて人の手を離れた時、生態系は自分達で歩み始めた!

前回は禁漁の時期もあり本題を離れましたが、僕がどの程度のアングラーなのかをご紹介させて頂きました。決してすごい訳でも無い、初心者の殻は脱皮している、ものすごく微妙なスタンスで釣りを楽しませてもらっています。笑

さて、本題に戻りますが、本州トラウトの聖地は一体どうして生まれどう進化してきたのでしょうか。
事の始まりは幕末日本まで遡ります。

トーマス・グラバー氏、長崎のグラバー邸と言うと思い出しやすいでしょうか?
商人として訪日し、長崎に邸を構えながらも彼も奥日光を愛したロマンの人でした。
奥日光エリアは火山湖でもともと魚種はいませんでした。
壮大な華厳の滝を自力で遡上するのはさすがに無理がありますよね。笑

そんな中禅寺湖のほとりに別荘を構えたグラバーさんですが、趣味はトラウトフィッシングでした。
ここ中禅寺湖周辺でもトラウトフィッシングを始めるために、上流の戦場ヶ原湯川に、まずブルックトラウトを放ち、そこからトラウトロマンの歴史が始まりました。
ブラウントラウト、レイクトラウト 、色々な鱒たちが放たれ、現在では放流量も少ない状態でさかなたちが自力での野生の生態系が輪廻しているのです。

そして特筆すべきはレイクトラウトですね。
北米から輸入されたその個体は現在巨大化し、中禅寺湖管理の鉄壁により保護されているため国内ではここだけにしか生息していません。

あくまで外来種です。

鱒だからほかに出ても大丈夫じゃない?

あちこちで釣れたら楽しいよね?

色々なお話を聞きましたが、アンザイ的にはすべて却下させて頂きたいところです。

巨大で分厚いヒレ、恐竜かというような口元、大人の掌ほどもある尾ビレ、鋭い歯と機動力の塊のようなフィッシュイーターで、全長は1メートル近く、最大の物はそれを超えている個体もありです
外来種の代表格としてブラックバスやブルーギル、釣って楽しい魚は沢山いますがそれと同等に放ってしまったら日本中の生態系が今以上に狂いまくるのが安易に想像できる魚なのです。

どーやって釣るの?レイクトラウト

マナーを護りつつロマンの釣りを楽しもう

レイクトラウトは冷水を好むと言われています。
しかしながら夏場の湖のど真ん中で表層で遊んでいたり、しかも炎天下ですよ!?
はっきり言ってまったく読みが通用しない時合いの通用しない魚なのです。
それでもやはり釣れるポイントとしてはボトムがより多い為、スライドスプーンという釣法を使うことが多くなります。

これはスプーンというルアーを使用するのですが、通常このスプーン、巻いて泳がせて釣る為に開発されたものになります。
それを泳がせず底まで沈め、チョンっと浮かせてヒラヒラ踊らせて着底させる、これがスライドスプーン釣法です。
食らいついた途端にズンっと重い感触がきて次の瞬間奥底にめがけて魚体が走ります。
あきらかに大きいと感覚でわかるので全身に鳥肌が立ち心拍数が増え手足が震えてきます。
釣りといえばお約束なお酒の影響もややありでしょうか。笑
こうして釣法が確立され普通に泳がせていたら釣れない幻の魚は陽の目をみ始めました。

ロマンの世界で生活する人達

独特の生態系を護り生活する人達

年間の半分ほどは禁漁期であり冬は氷道雪道峠道ないろは坂を有する中禅寺湖、全周の4分の1ほどに国道と生活区が有り他はすべてジャングルと岩場が鎮座しています。
その生活区で暮らし観光や釣りのお手伝いで生活する現地の住民の方々、そんな一面から中禅寺湖を見てみるのも結構奥深かったりします。
シーズンだけでしっかり稼いで冬を乗り切る。
下界の僕達からすると半年のんびりかーいいなーとか思いがちですが、現実はそんな甘くありません。
なにせ奥地ですから、結婚問題、後継者、陸の孤島状態での半年、いろんな不便が有ります。

実際僕も通うようになりはじめて見えてきた現実の厳しさなんですね。
聖地、神聖な土地、観光地、ロマンの湖、大使館別荘、華やかですが隠の部分ももちろん有ります。
国道脇の廃墟化したホテル物件、滝は雄大かつ美景で有りながら日本3大〇〇の名所、観光客の奪い合いなお土産店問題などなど。

そんな状況下で生活を確立して僕達アングラーや観光客に笑顔を提供してくれている方々にもこれから少しずつスポットを当ててご紹介して行きたいと思います.

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