もくじ
【世界には色々な飲み方がある】
コーヒーは世界中で飲まれています。
いつも当たり前のように日本で飲んでるいるコーヒーも、国も違えばそれぞれの土地により異なった飲み方や開発が行われています。
イタリアはすでにイメージがあるかと思いますが、コーヒーをエスプレッソにして楽しむ方法が確立されていますし、
アイルランドはまさかのアルコール飲料と一緒に飲まれたりしてるんです。びっくり!
なかなか今は海外旅行にいけませんが、コーヒーが好きなみなさんは
おうち時間を使ってそれぞれの土地に根付いた飲み方でコーヒーを楽しまれてみるのもいいですね!
そんな中でもトルコ式コーヒーは特に人気があります。
トルコは独特な文化がある地域ですけど、コーヒーも他の地域とは違う所があります。
この地域のコーヒーは道具を使って抽出をするのでなく、日本でいうと煮込んで出汁をとるようなスタイルでコーヒーを淹れます。
【トルコ式コーヒーの淹れ方】
トルコ式コーヒーは日本とはだいぶ違った所があるのでいつものコーヒーに飽きてしまっま方にはおすすめ!
2つのアイテムがあれば作ることができます。
一つは、イブリックというトルコの道具で、小さめの鍋のような形をしています。
もう一つはイブリックを熱して温められれば良いのでコンロや焚き火などでもできますね。
コーヒー豆は好みにもよりますが、
深煎りの極細挽きにして細かい粉状にしたものを利用します。この粉状がとても大切です!
普段のペーパードリップなどとはかなり違うので、豆を選びと、挽き方は注意してください。
使う量は10ccあたり1グラムが目安なので
普段飲むマグカップだと大体150cc~200ccが一般的飲む量に応じて加減すると良いです。砂糖はだいたい一杯あたり5g~10g程度であとは好みで。
ちなみにイブリックは70g程度の量になります。
トルコ式コーヒーの作り方はまずイブリックに、砂糖とコーヒー豆と水を入れます。
※砂糖は最初に入れるのでそれはいつもとはっきり違うところですね。
必要なものをイブリックに入れた後は、コンロにかけて熱します。
熱する時は金網などの上に置くと安定するのでやってみてください。
コンロの火は弱火で時々混ぜながら、泡立ってくるのを待ちます。
泡立ってきたら一度火からおろして、しばらくスプーンを使って混ぜまる。
安定してきたらもう一度コンロで熱して、泡立ってきたら網からおろします。
この作業を3回ほどしたら完成です。
出来上がったらそのままカップに注ぎます。カップに注いだ後コーヒーの粉が沈むのを待ちその上澄み部分を飲みます。
トルコ式コーヒーは工程がちょっと変わっていますが、とても美味しいコーヒーなので試してみてください!
【アラブコーヒーとは違うの?】
中東にあるアラブではアラビアコーヒーという独自性が高いものがあり、
一見トルココーヒーに似ているものの実際は異なったものであり、なんとユネスコ文化遺産に定められるほどの価値があります。
人によって様々な捉えられ方がありますが、一言で表すのなら沸騰しているお湯を煮詰めて生成するのがアラビア式であり、サウジアラビアを中心とした中東にて親しまれているのでアラブコーヒーなどと呼ばれているのです。
【アラブコーヒー作り方】
具体的な製造方法としてはまず粉をフィルターに通すことなく、直接的にお湯を用いて煮込んでいきます。
粉がしっかりと煮詰まったらすぐカップに注ぎ入れるのですが、
粉末を飲みまないように注意しつつ上方向のみを飲み込みます。
またそのままを楽しむ方も多いですが、
コーヒーに馴染みがある方や少し変化がほしいなぁという時は、
スパイスを使うこともあり、同じ種類で淹れたコーヒーでも違った風味が楽しめるのが人気の理由の一つでもあります。
日本でも最近はスパイスコーヒーなんていうのも聞くようになりましたよね。
現地の遊牧民達にも根付いている飲料であり、おもてなしとして来訪される方々に向けてコーヒーを提供するといった決まり事があるほどです。
この辺は日本のおもてなしと同じですね!
このようなおもてなしの心そのものが文化として価値ある事として認められたので、2015年に無形文化遺産として登録されました。
【淹れ方のまとめ】
準備するものは粉末状【細挽き】にしたコーヒー豆と小型の鍋のみであり、鍋で水を沸騰させて沸騰後に火にかけるのをやめてコーヒーを投入します。
すると、すぐに膨らんでくる様子が見て取れるので、およそ30秒蒸らした後いもう一度火にかけて煮込んでいきます。
ぜひた新しいコーヒーの味も楽しんでみてください!
それでは良いコーヒーライフを♪