新製品が続々とリリースされ、各メーカーの情報収集に余念がない時期ですよね。
私がサポートをいただいているピュア・フィッシング・ジャパンからもワクワクする新製品が目白押し‼︎
ということで、今回は白鳥的おススメ所を中心に新製品のご紹介をさせていただきます。
もくじ
Abuのスピニングリールが変わる
4年前に発売され多くのユーザー様に愛していただいたスピニングリールREVO MGXが、新システムを搭載してモデルチェンジとなりました!
名前はREVO MGX Θ(シータ)
横浜釣りフェスティバル直前に各メディアから取り上げていただいたこともあり『MGXシータ』は連日ブースを賑わせていました。
実際に手に取り、ハンドルを回して下さる皆様のニヤける表情が進化を共感できたと嬉しく思う瞬間でしたね。
※『MGXシータ』は発売開始しております。
旧モデルから使って下さっている方々が、この進化を実感していただけるのは当然のことですが、今までAbuGarciaスピニングリールを食わず嫌いしていたという方々ですらも『イメージが変わった』と感動して下さったことは、嬉しいの一言につきます。
自分自身、フィールドスタッフになる前から旧モデルも含めてAbuGarciaのスピニングリールを使用してきましたが、今回のモデルはAbuGarciaスピニングリールにおける改革と言っても大げさじゃないくらいの進化です。
※REVO MGX THETA (レボ エムジーエックス シータ)の詳細、スペック等はメーカーホームページにてご確認下さいませ。(新しいウィンドウで開きます。)
外見的美しさと快適さ
真っ先に目を惹く赤いベールアームはAbuっぽさを表現していて個人的に好き。
ボディーは軽量でありタフなフェザーメタル(マグネシウム合金)を採用。ワンピース構造により内部ギアのズレやブレを解消することに成功。
僕が使用してきた2000番で168gと非常に軽量。
心臓部の進化
モデルチェンジとなったMGXシータを言葉で表すとしたら。
『立ち上がりが軽快でシルキーかつ安定した巻き心地』
メカの調子をコトバで表現するのは非常に難しいことですが、間違いなく今までのAbuGarciaのスピニングリールにはなかった感覚です。
なぜ、この巻き感が実現できたのか?
フリクションフリー構造
『フリクションフリー構造』の採用により、旧モデルのネガティブ要素であったピニオンギアとメインシャフトとの干渉(摩擦)を大幅に削減。
これにより、巻き感が軽やかでシルキー。
かつ、ベストな状態をキープできるようになったということです。
巻き心地改善後の利点
僕自身、スモールマウスバスレイクである桧原湖をホームとし、スタイル的にもライトリグの使用頻度は高いタイプの人間です。
ダウンショット・ネコリグ・ジグヘッド・ノーシンカーなどのラインスラッグをコントロールする釣りや、表層i字引き・巻きキャロなどの一定速度をキープしながら巻く釣りにおいて、リーリングの軽快さとシルキーさ、そして安定性はメリットでしかありません。
このリーリングの進化は、バスフィッシング以外のジャンルにおいても、間違いなくアドバンテージになるはずです。
見せ場は負荷がかかってから
『フリクションフリー構造』のもうひとつの利点は、旧モデルのウィークポイントだった負荷がかかった際にハンドルを通じて伝わる巻き重り感を大幅に軽減させ、軽い状態をキープできるようになったこと。
例えば、シャッド・ミノーのただ巻きの釣りが今まで以上に快適に行え、ストップ&ゴーのON/OFFなんかのメリハリも効かせやすい。
最近、再ブレイクしてきたパワーフィネス、吊し釣り(提灯釣り)でも、魚を掛けてからのもうひと巻きふた巻きを今まで以上に楽にしてくれるので、竿だけに頼らずリーリングで積極的に獲りにいける。
また、ディープウォーターの釣りにおいては、リグのウエイト+水圧が加わり、水深が深くなればなるほどピックアップ時にかかる負荷が大きくなりますが、シータはこの負荷を感じさせない。
旧MGXも良いリール
あのままでも十分に満足して使える道具だったし、正直ハイエンドスペックのMGXtremeよりも個人的には使用頻度が高かったのが本音。※バランスの好み。
今回の『フリクションフリー構造』を、代表とした新たなシステムの採用により、旧モデルの良さを継承しつつ、それを超えた快適さを吹き込むことができたことは間違いありません。
現ユーザー様にはさらなる満足度を。
そして、今までAbu Garciaを使用ことがないユーザー様にも自信を持って推奨できる仕上がりとなったので是非試していただきたいですね。
オプションの充実
旧モデルにはなかったオプションシステムの充実も非常に面白いですよ。
◆旧モデルスプールとの互換性
スプール内部の構成に若干の変更があったため、旧モデルスプールを現モデルへ即付けすることは不可ですが、付属のキットを装着することで可能に。
◆2wayドラグ
ドラグワッシャーの入れ替えにより、好みのドラグ設定が可能に。
◆シンカーキーパーの標準装備
ハイエンドスペックMGXtremeにしか装備されていなかったシンカーキーパーがMGXシータにも。
※このシンカーキーパーはオマケ程度のシステムですが何気に大好評。
と言った感じに、使用感を交えながらご紹介させていただきましたが、一番の願いは『実際に触って確かめていただきたい』ということです。
今年は、僕のベースとなる東北エリアでも2月をかわきりに店頭イベントやフィールドミーティングなんかも開催予定です。ショーに行けなかった方々は新製品に直接触れる機会を是非とも活用していただきたいです。
もちろん、桧原湖ガイドの最中でも積極的に触って試していただき、文面からは感じ取れないフィーリングの確認をしていただけたらと思います。