「桧原湖のスモールマウスを釣るうえでの基本リグ(仕掛け)は何ですか?」
ガイドを御予約頂くゲスト様やイベント等で会話させて頂くお客様から一番多い質問。
今回は桧原湖において1匹との出会いを早くするための釣り方をご紹介。
もくじ
ダウンショットリグって?そのルーツも!
今回は【ダウンショットリグ】
バスフィッシングの基本とも言われるダウンショットリグ(以下ダウンショット)は、スモールマウスだけでなくラージマウスをスピニングタックルで狙ううえでは絶対的に欠かせない釣り方なので是非マスターしておくことをお勧めします。
※詳しいリグの作り方は別な回でご紹介いたしますが、気になる方はネットで検索してみて下さい。非常に簡単です。
ダウンショットという呼び方は今でこそ定着しているが、この釣り方が日本のバスフィッシングシーンに登場した当時(1990年代)は「ツネキチリグ」の名で呼ばれ、圧倒的に釣れる釣り方としてアングラーを楽しませてくれていた。現在は、バスフィッシングの本場アメリカでは「アンダーショットリグ」と呼ばれ、「良く釣れるリグ」として浸透している。日本で生まれた釣り方が本場のバスフィッシングシーンに新しい風を巻き起こしたのだからに驚きだ。
「なぜツネキチリグか?」
それは「常に釣果が吉と出るから!!」
考案者の村上晴彦氏(現ルアーメーカー「一誠」代表)が当時言っていたと記憶している。
ダウンショットリグのタックル選び
私が、桧原湖のスモールマウスをダウンショットで狙う場合に気を付けていることは「操作性」。
ロッド(竿)の硬さ、ライン(糸)の太さ、フック(針)、シンカー(おもり)の重さ等のトータル的なバランスが非常に大切。
リグを水中へ沈め操作していく過程で、自分の操作しているリグやルアーがどうなっているのか?が分かりやすいバランスのとれたタックルを選びましょう。
白鳥的桧原湖ダウンショット参考タックル
ロッド:6.0~6.2ft ULアクション(ソリッド・チューブラーどちらもOK)
リール:スピニングリール2000~2500番
ライン:フロロカーボン2.5~3lb
フック:マス針 #2~#4 (ワームのサイズによって使い分け)
シンカー:1.3g~2.7g(狙う水深やご自身の釣りのしやすさでセレクト)
ワーム:2~3インチ(ピンテール系、シュリンプ系、シャッドテール系)
※フックとシンカーの間隔は30~20cm位が目安。
状況に応じて(バスが泳いでいる水深や食べてる餌)間隔を長くしたり短くしたりしてバスの状況に合わせていきましょう。
ダウンショットの動かし方(誘い方)
ボトム(底)からシンカーを離さないことが基本。
ボトムの質感が竿先に伝わる速度で、竿のストロークだけでゆっくりズル引き。または、竿先を優しく揺すってシェイク。この2通りが軸となります。それぞれを継続しておこなってもよし、時より織り交ぜてもよし。その日その時のバスからの反応に応じてるリグを操作してみましょう。
エビを捕食している時や、バスの活性がひくそうな時はピョンと跳ね上げさせたりするのも良いでしょう。
ダウンショットの出しどころ(シュチュエーション)は?
バスの意識がボトムに集中さえしていなければ、季節問わずどのシュチュエーションでもOK!!
その時々の状況に合わせてバスからの反応を伺ってくのがバスフィッシングの楽しみ方でもあるので、皆さんの思い思いの発想で楽しんでみましょう!!
【桧原湖ガイド白鳥の使用タックル】
ロッド:ホーネットスティンガープラス HSPS-601ULS MGS (Abu Garcia)
リール:Revo MGXtreme2000SH (Abu Garcia)
ライン:バスハードフロロ・インディケーター 2.5lb (ZALT’s)
フック:スーペリオMI Hook #2~#4 (ENGINE)
ワーム:マイクロクローラー3”(Berkley)/ベビーサーディーン2”(Berkley)