キャンプの楽しみ方は人それぞれ。
ただ静かにのんびり過ごしたい。大人数でワイワイ楽しみたい。
いろいろなスタイルがあるのもキャンプの良いところ。
キャンプならではの道具を使うことも、楽しみのひとつではないでしょうか。
実に多種多様な、キャンプの道具。無数にあるキャンプ道具の中から、特徴的なものを紹介します。
もくじ
秋と言えば焚き火の季節
うだるような暑さが和らぎ、朝晩は少し冷え込むようになってくる秋は、最も快適に焚き火を楽しめる季節。
昨今は、自然保護の観点から、焚き火台を使って焚き火を楽しむのが一般的になっています。そのため、焚き火台にも数多くのバリエーションがあり、キャンプのスタイルに合わせて楽しむことができます。
TRIPATHのGURU GURU FIRE
今回紹介するのは、北海道は石狩地区で産まれた、TRIPATH PRODUCTSの焚き火台「GURU GURU FIRE」。
金属加工業で培った技術を最大限に活かして作られた有機的な形状と精密な構造が、ひと目でそれと分かる雰囲気を醸し出しています。
細かく加工された、複数のパーツで構成されているにも関わらず、金属製品特有のバリが無い滑らかな仕上げ。
高い技術力と製品へのこだわりを感じます。
小枝サイズでソロキャンプ向けのXS、ちょっと大きな枝も入れられるS、市販サイズの大きな薪を何本も入れられるM、3サイズから選べます。
GURU GURU FIREの魅力は?
では、実際に使ってみて感じた、GURU GURU FIREの魅力的な点を挙げてみましょう。
組み立てる楽しさ
基本の焚き火台だけでも15のパーツで構成され、それを組み立てて使います。子供のころ、プラモデルやラジコンを作って遊んだ男性層には楽しめる要素。
覚えてしまえば難しい組み立てではないので、組み立てられず焚き火ができない、ということはありません。
コンパクトな収納サイズ
GURU GURU FIREを構成するパーツは、全てボックス状のケースに収納することができ、使用時の姿からは想像がつかないほど、収納しやすくなります。
ケースの上蓋は薪棚として、本体は灰受け皿としても使うことができるスグレモノ。
機能性の高さ
焚き火台には、「焚き火を楽しむ」以外に求められる、もう一つの役割、「焚き火で調理をする」があります。
本体から突き出た2本の角は、単なる飾りではなく、ケトルやダッチオーブンを吊り下げて使うためのもの。
オプションの鉄板や五徳を使えば様々な焚き火調理にも対応可能。
焚き火を眺めながら料理を楽しむ、まさにキャンプの醍醐味のひとつ。
薪が燃える様子を楽しめる
GURU GURU FIREのフレームはよくある鉄板で囲われた形状ではなく、骨組みだけの構造のため、風の通りが良く、薪の燃焼効率が高いのが特徴。
薪が良く燃えて、上だけでなく、側面にも熱が放出されるため、近くにいると熱すぎるぐらいの熱を感じることができます。
風防を使うことで燃焼効率と火力のコントロールも可能。
気候に応じた、焚き火を楽しむことができます。
GURU GURU FIREの気になる点
GURU GURU FIREは機能的に優れた焚き火台ですが、あえて挙げるなら二つほど気になる点があります。
ヘビー級の重量
ファミリーやグルキャンに適した一番大きいMサイズは、7.2kgと市販の焚き火台の中でもトップクラスの重さ。
やはり重厚な鉄でたくさんのパーツを使っているため、重くなるのは避けられません。
オートキャンプでなければ運搬するのが困難な重さです。
家計にひびく価格設定
気になるお値段は、税抜23,800円という重量に負けず劣らずな高価格。
キャンプ道具に目がない方でも、ちょっとためらってしまう価格設定です。
寒い季節でも暖かく過ごせる万能焚き火台
氷点下に迫る寒さが身に染みる夜。
そんな夜は焚き火の炎が恋しくなります。
この焚き火台があれば身も心も暖かく過ごすことができるでしょう。