もくじ
波との恋愛ドラマ
まず初めに「サーフィンが趣味です!」と初対面の方に言うと大抵返ってくる言葉は、「危なくないの?流されないの?」がマストです。(笑)
確かに自然相手のスポーツですし天候、風向き、地形によっては、私自身何度も怖い思いもしました。
ただ、ちゃんとした条件や無茶のないコンディションの中で自分のレベルに合わせてポイントを選ぶなどすれば、とても安心して長く続けられるスポーツでもあります。
でも、なぜ私自身危険と隣り合わせのサーフィンをしに海へ向かうかと申しますと、それは数秒~数十秒間の限られた「波との恋愛ドラマ」があるからなのです。
「んっ!?何をこの人間は言っているんだ??」とお思いの方もいらっしゃると思いますので私の個人的な感性でお話しをさせて頂きますと、まず波には同じ形は無く毎度違う顔を見せます。
そしてその中で選んだ好みの波(顔)にタイミング良くテイクオフ(波に乗る瞬間)し波の上のパワーゾーンで浮力を感じながら波と調和した時の高揚感はとても日常生活では味わえません。
事実、約25年も前の初めて板の上に立てた時の光景は天候、時間帯、波の形は初恋の思い出のようにしっかりと記憶しております。(笑)
早起きは三文の徳!
そして、そんな気持ちにさせてくれるサーフィンのもう一つの醍醐味は、「朝一」という早朝、日の出と共に海に入る事で出勤前に入れば脳も起こされ眠さからくる出勤前の憂鬱な気持ちも吹っ飛び一日絶好調!(注意!人によっては昼食後強烈な睡魔がきますww)
休日の日に入れば午前中から嫌々起こされてお出掛けではなく、「もう準備万端ですよ!」と進んで出掛けられるのでご家族にも絶好調という利点もあります。
早朝の海は風も穏やかで、陸から海に流れるオフショアの影響もあり海面がとても整っています。一日通して一番当たり波が来やすいという時間帯とも言われ初心者の方のテイクオフの練習や、上級者の方の技の練習などとてもサーフィンに適したコンディションと言えます。
「早起きは三文の徳」そして「早起きはサーファーがお得」まさしく良いこと尽くめなのです!
現在のサーフスポット(宮城県)
私の住む宮城県では、東日本大震災等の影響もあり、サーフィン人口や海水浴客など一時絶望的に減少がありましたが、被災に遭われた地元の住民の皆様、サーフショップの関係者の方々、多くのボランティアの皆様、各自治体の絶え間ない努力のおかげで今では海水浴場の再開、自粛で入れなかったサーフスポットの回復など震災の華やかな海沿いが戻りつつあるなと感じます。
そして何よりもサーフィンが来年の東京2020オリンピック競技になるなど全世界が日本の海に注目されることになりました。
今後においても海沿いの道路整備の完成、リゾート施設、ショッピングモールの開発予定など明るいニュースもありますし、ファッションとしてのスタイル、サーフボード・ウェットスーツなどの画期的な素材の進化による安全性の向上など、とても始めやすい環境になる事はまちがいないでしょう!
この日本の波でオリンピック開催!?最初はそんなの無理でしょう?なんて思っていましたが、日本の海にはサイズと関係なく整った規則正しい波が来るポイントもあります。
そして定期的に行われるビーチクリーンなどで砂浜がとても綺麗です。
そんな世界的誇れる日本の海を、まずは海=危険では無く、海=身近な存在と感じて頂きサーフィンというスポーツのなかで感動、仲間との調和、運動不足の解消などなんでも良いので楽しめる趣味として今後も皆様にお伝え出来たらなと思います。
最後に!
25年趣味としてやっていますがそんな上手くもありません!
そして泳ぎも下手です(笑)
最近は便利なサーフィンアプリなどありますので、情報見て安全な穏やかな時にしか入りません。
そしてなによりもスタイルとして競い合いではなく譲り合いの精神でスローサーフィンを楽しんでおります。
では、皆様が良い波にノれますように!