錦織圭ってなんで優勝出来ないんだろうね、おしいところまでいくのに!

錦織圭ってなんで優勝出来ないんだろうね、おしいところまでいくのに!

前回はテニスの歴史を少しばかりお話させて頂きました。
寒い季節になってきましたが、テニスは室内でもできるスポーツなのでオールシーズン楽しむことができます。

本日はテニスに少しでも興味を持って頂きたいので、今世界で活躍している錦織圭選手の凄さについてお話しさせて頂きます。
現在、錦織圭選手の活躍を様々なメディアで目にします。
テレビで放映されている活躍は本当に一部で、大体大会が始まって決勝に進出したりすると急にスポーツニュースで取り上げられるというのが私のイメージです(笑)

テニスを知らない方でもなんとなく錦織圭選手が世界的に活躍して選手だということは知っているとは思いますが、最近は特にいまいち活躍できていないと思っていませんか?

事実、怪我が多い選手であることは間違いなく大会に出場出来ない事があります。
しかし、錦織圭選手は本当に凄い選手なんです!笑
「そんなこと知っているよ」と言われそうですが、本当に凄いんです!
今日は錦織圭選手の凄さを私の観点ではありますが、お伝えしたいと思います。
私がテニスコーチをしてた頃、生徒さん達はよくこんなことをお話しされてました。

「錦織圭ってなんで優勝出来ないんだろうね、おしいところまでいくのに!」

確かにテニスの四大大会(グランドスラム)といわれる①全豪オープン②全仏オープン③ウィンブルドン④全米オープンでの優勝経験はありません。最高成績は2014年の準優勝になります。

中々錦織圭選手が優勝出来ていない要因も含めて凄さをこれからお話させて頂きます。

まず、錦織圭選手の身長はご存知ですか?実は178センチとテニス選手としては非常に小柄です。世界ランキング100位内で錦織圭選手より小さい選手は5人くらいしかいません。

写真で分かる通り頭ひとつ小さいですね。この圧倒的体格差を素晴らしい才能で凌駕しているのです。

私自身身長が161センチで非常に小さいので学ぶべき点が非常に多いです。他の日本人選手、例えば西岡良仁選手やダニエル太郎選手も世界で活躍していますが、ランキングトップ10以内で活躍する日本人選手が錦織圭選手が引退以降出てくるまで時間はかかると思います。

100年に1人の逸材といっても過言ではありません。それだけ日本テニス会で異端な存在なのです。錦織圭選手の凄さはまだまだあります。

プレー面で言えば、圧倒的な勝負強さが際立ちます。フルセットに試合が持ち込んだ場合勝率は75%を超えます。驚異的な数字です。プレーの質が集中力ぎ必要な場面で、1段階、2段階と上がるイメージです。スーパープレーも沢山出ます。ここが錦織圭選手が人気の理由の一つかもしれませんね。

スーパープレーに繋がっていますが、錦織圭選手の魅力の一つとして天才的な感覚を持っていると言えます。

ドロップショットなどの繊細さが必要なプレーが非常に上手です。ここも魅力の一つなのですが私はラケットさばきより、フットワーク(コート上での動き)が錦織圭選手の魅力だと感じています。

ベースライン際ポジションで素早いフットワークで打点に入り、ボールの上がり際を叩くことで相手の準備時間を奪います。

力で劣る分、錦織圭選手は頭脳的な戦略家的なプレーが多いです。
まだまだ凄いところはありますが、ここで私が思う錦織圭が四大大会で優勝出来ていない理由をお話させて頂きます。あくまで私の観点です。

私が思うに優勝出来ない理由は体力的な問題です。錦織圭選手は先程挙げたとおりフットワークが魅力の選手で、沢山のラリーをしながらリズムを掴み相手を追い込んでいくプレースタイルです。

つまり、1ポイント取るのに多くのラリーが必要になります。サービスエースなどのショートポイント(短いポイント)が少ないのです。

試合で沢山ボールを打つ分、体力の消耗が激しいのです。そして四大大会は通常の大会と違い5セットマッチ(通常は3セットマッチ)となります。試合時間が長くなれば長くなるほど体力的に厳しくなります。

その疲れがメンタルにも影響します。つまり、勝ちを重ねるごとに疲労も増すため、決勝に行くまでの6試合をいかに短い時間で勝利するかも重要なのです。

小さい体で大きい外国人の選手と闘っている訳ですから、他の選手より1試合で使う体力が多いとも思います。ですから、勝ち上がる度にパフォーマンスが落ちてしまい、ベスト8以降で本来のパフォーマンスをすることが難しいことが四大大会で優勝出来ていない理由の一つかなと私は思います。

と、ここまで偉そうにお話させて頂きましたが、私は錦織圭選手な大ファンです!

試合がある度に、テレビに貼り付いて応援しています。年齢的に後2.3年が勝負の年になると思います。

是非優勝を掴み取って欲しいですね!

今日はここまで。
ありがとうございました。

プロフィールISHIZUKA YUKITO

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